「こんなに長い幸福の不在」
- 1990.7.25 角川文庫
- 手描きのイラスト詩集。男の子。
「ちゃんと人の顔を見て そしてちゃんと目をそらす
ちゃんとした僕たちの ちゃんとした失礼」
「思ってることを 言わなきゃいけない日が いつかは やっぱり来る」
カバーの言葉
ゆううつで暗い気分の時をえらんで書いていたら、こんな本になりました。悲観的で望みをなくしたような、この本を手にとるとその本みずからがぶるぶるとふるえ、イヤがりながらぱっと遠くへ飛んでいってしまうような、そんなスネた本を作りたかったのですが、できてみるといがいと人見知りながらもかわいげのあるものになってしまった。
このはかなくてもどかしい気分たちをよろしく。
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