あわただしい毎日の中にぽっかりとあいた 晴れ間と静かな時間 庭の石の上に寝ころぶと 青空と それを縁どる緑の葉 そよぐ風 いつの間にか人は 人を愛している それは止められない なぜ人は 人と出会い その人をかけがえのない人だと思うのだろう その人は他の人とどこが違うのだろう みんな似たりよったりじゃないのか いや違う まったく違う そう すべてが違うのだ すべてがあまりにも違うので いつも最初から始めなければいけない はじめての山に登る時のように 途中途中から見えるだろう景色を想像し 胸が躍る