「光の中の子どもたち」

「光の中の子どもたち」
1992.11.10  角川文庫
これは私には貴重な一冊です。いろいろな子どもたちの写真と言葉。
沖縄の慶良間諸島の嘉比島に島の子どもたちと船で渡って、写真を撮ったり。
「ひとりではとても無理だったけど 知らないうちにふたりでクリアーしていたね」

カバーの言葉

私は、風景の写真をとるのが好きですが、人の写真をとるのも大好きです。けれど、人の写真をとる時はとても緊張します。知っている人でも知らない人でも、カメラを通して見ると、やけに神々しく感じられ、畏敬の念にうたれてしまうからです。人という不思議な、それぞれにすごいものを、写真の中で形として一瞬だけ写しとってしまうことに申しわけなさのようなものを感じているのかもしれません。けれどやはり自分なりの見方で、あるものの魅力的な側面をとらえるというのは、うきうきする作業です。